江東区にお住まいのうつ病で遡って5年分の障害厚生年金を受給した事例

相談者

東京都江東区　３０代
傷病名：うつ病
決定した年金種類と等級：障害厚生年金３級
支給月から更新月までの支給総額：遡り受給額約２９２万円／年金月額約５万円

相談時の相談者様の状況

小学生の時、両親が離婚して以降、母と2人での生活で高校を卒業後に就職し真面目に頑張って勤務を続けた結果、30代で副店長に昇進したが、仕事の責任の重さや人間関係の複雑さにストレスを感じるようになった。

体調が悪い時でも休むことが出来ず、無理の出勤したことも度々あって徐々に不眠や食欲不振、朝出勤時になると腹痛に襲われたりと体調不良が続き、受診した結果医師からうつ病の初期症状で暫く仕事を休むようにと診断を受けていた。

最初の頃は、医師の診断を守り2週間ほど休職したところ体調不良が治まった為に直ぐに復職したが、3か月も経過しないうちに再び、以前と同様の症状が出現して朝起床することが出来なくなってしまった。

医師からは長期休養を進められ以降、1年以上休職となりずっと傷病手当金を受給してきたが、うつ病の回復が遅く、傷病手当金の受給も終了が近くなり、当センターへ障害年金のご相談のご連絡を頂きました。

相談から請求までのサポート

ご相談者の方は、うつ病の初期症状である不眠や食欲不振などが出現してから6，7年経過しており、障害年金の申請を決意するまでは、休職と復職を繰り返しながら頑張ってこられておりました。

障害認定日当時は、体調が相当悪かったにも拘らず、職責の立場もあって相当無理をしながら勤務を続けていたことから遡り受給が実現できる可能性があると推測し準備を開始しました。先ず、元気でいらした頃からの日常生活状況（仕事を含む）を詳しくヒヤリングして元気なころとうつ病発症以降の状況の比較を行い、医師に状況の経過と現状の生活状況を詳しく伝えて診断書の作成を依頼しました。

特に認定日当時の診断書は、体調不良で相当無理を押しての勤務であったとはいえ、仕事をしていた時の状態であった為医師には当時の状況を出来るだけ詳細に記載してもらいながら診断書を作成してもらったほか、ご相談者にも日常生活状況をまとめたもらい資料として一緒に申請しました。

結 果

申請後の審査過程では、やはり認定日当時の生活状況について審査のポイントとなる項目について再度書面での提出要請がありましたが、当時の状況を出来るだけ細かく記載して提出した結果、無事に障害厚生年金3級の認定を受けることが出来ました。
認定の結果、遡り受給額として約２９２万円と今後の年金月額約４８０００円の受給が決定しました。

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