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重症多形滲出性紅斑(急性期)について

最終更新日: 2016-1-28 杉野賢一

(臨床調査個人表国更新のダウンロード)

1. 「重症多形滲出性紅斑(急性期)」とはどのような病気ですか

口唇・口腔、眼、鼻、外陰部などの粘膜にびらん(ただれ)が生じ、全身の皮膚に紅斑(赤い斑点)やびらんなどが多発する一連の病気を指します。発熱、全身倦怠感などの全身症状も出現します。代表的なものとしてスティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)、中毒性表皮壊死症(TEN)などがあります。

2. この病気の原因はわかっているのですか

原因は詳しくはわかっていませんが、薬剤や感染症などがきっかけとなり、皮膚や粘膜の病変が起こると推測されています。薬剤として多いのは消炎鎮痛薬(痛み止め、熱冷まし)、抗菌薬(化膿止め)、抗けいれん薬、高尿酸血症治療薬などです。また、総合感冒薬(風邪薬)のような市販薬も原因になることがあります。

3. この病気ではどのような症状がおきますか

高熱・のどの痛み・全身倦怠感などとともに皮膚や粘膜に病変が出現します。皮膚では全身に大小さまざまな紅斑、水疱(水ぶくれ)、びらんが多発します。水疱はすぐに破れてびらんになります。口唇・口腔粘膜、鼻粘膜には発赤、びらんが出現したり、眼では結膜の充血、眼脂(めやに)などが出てきます。尿道や肛門周囲にもびらんが生じて出血をきたすことがあります。進行がはやく症状は急激に悪化します。時に上気道粘膜や消化管粘膜を侵し、呼吸器症状、消化管症状を生じることがあります。

この記事の執筆者

杉野賢一
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