がんで障害年金を受給するポイント【2023年最新版】
がんと障害年金について
がんは、三大成人病の一つで、遺伝子の突然変異によって生まれる際限なく増殖する細胞により引き起こされる病気です。2018年の国立がん研究センターの統計では一生のうちにがんと診断される確率は50%以上、実に2人に1人の割合でがんと診断されるようです。
化学物質などの外的要因や食事・喫煙などの生活習慣、仕事や生活におけるストレスなどの心理的要因により引き起こされると考えられていますが、完全ながんの予防法はまだありません。がん治療により働くことが出来ない場合の公的所得補償の一つとして障害年金の活用が考えられますが、以下、近年申請数が増加している障害年金について説明致します。
障害年金とは
「障害年金」とは、公的な年金の1つで、病気や事故が原因で障害を負った方へ、国から年金が給付される制度です。障害者のための特別な手当と勘違いされている人もいますが、実は老齢年金と同じ公的年金です。また、障害者手帳とは別の制度となりますので、障害者手帳の取得の有無で障害年金の支給が決まるわけではありません。障害者手帳をお持ちでない方も一定の基準をクリアーされれば年金を受給できる可能性があります。
障害年金の3つポイント
①原則20歳から64歳までの人が受給できます。
②年金保険料を一定期間納付している方が対象です
③病気やけがにより日常生活や就労に支障がある方が対象です
障害年金はいくら受け取れるの?
障害年金は、申請するご病気で初めて医療機関を受診した日(初診日という)に加入していた年金制度により受け取れる金額が異なります。国民年金の加入であった場合は、障害基礎年金を受け取ることができ、年金額は1か月約7万円前後です。また、厚生年金加入であった場合には、年金額は、おおよそ1か月約10万円程度となります。これらの年金額は、あくまでも平均的な大よその金額であり、特に厚生年金で受給される場合は、ご家族の有無やその方のそれまでの年収等が考慮されることになります。
がんで障害年金を受け取れる?
がんで障害年金を受け取ることは可能です。実際に当事務所のサポートを受けて障害年金を受給された方もいらっしゃいます。
比較的ステージの浅い段階であっても抗がん剤治療等により身体に影響が大きく日常生活や就労に支障が生じている場合は、障害年金の認定を受けることが出来ます。
「大腸がんで人工肛門を造設された方の例」
人工肛門を造設した場合の障害認定基準は、原則3級となります。厚生年金に加入している方であれば、入念に書類を準備して申請することで受給可能性はかなり高くなります。
一方、国民年金に加入している方は、2級の認定を得られませんと障害年金の受給に結びつきませんので人工肛門の造設に加え、追加となる他の障害状態の有無が重要になります。
「大腸がん以外のがんで障害年金を受給している方」
その他のがんにより治療を受けておられる方につきまして、がんの進行状況や治療による日常生活や就労状況への影響等、その方の普段の生活状況にどの程度の支障が生じているかを具体的に審査することで障害年金を受給出来る可能性が考えられます。
がんで障害年金を受給するポイント
がんで障害年金を受給するためには、以下のとおりいくつかのポイントがあります。
初診日の確認
障害年金を受給するためには「初診日」の確認が必要です。初診日とはがんの初期症状で初めて医療機関を受診した日を指します。その時はがんと判明していなくても、例えば胃がんであれば腹痛で病院にかかっていて、その原因が後に胃がんと判明すれば、その病院に初めて受診した日が初診日して認められます。
認定日の確認
認定日とは初診日から1年6か月が経過した日を指します。障害の状態が固定したことを確認するための事項となります。しかし、人工肛門などを造設した方はその後外すことはないため、障害の状態が固定されたと考え、初診日から1年6か月が経過していなくても装着手術をした日が認定日として認められます。障害年金の申請は、障害認定日以降に行えるルールとなっています。
年金保険料の納付状況の確認
障害年金を受給するためには年金を一定期間納付していることが必要です。以下のいずれかに該当すれば納付要件を満たしています。
①20歳になった月(法律上20歳誕生日の前日の属する月)から初診日のある月の2か月前までの全期間の3分の2以上の納付、もしくは免除月数があること。
②初診日の属する月の2か月前までの直近の一年間(12か月)がすべて納付、もしくは免除月数になっていること。
※ただし、納期限を超えて、追加納付した月数や追加免除請求をした月数は納付、または免除期間として算入されませんのでご注意ください。
「がんで障害年金の認定を受けた事例」
* 川口市にお住まいで大腸がんによる人工肛門造設で障害厚生年金3級となった事例
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